5.『急性アルコール中毒になってしまったら』

急性アルコール中毒

無理な飲酒・短時間での大量のアルコール摂取により、血中アルコール濃度が高くなり、引き起こされる症状です。時に命を落としてしまう危険なものです。

年末年始は飲む機会がいつもより多くなると思います。もし、会社の先輩や同僚、ご友人が【急性アルコール中毒】になってしまったらと考えると、ゾッとしますよね。しかし、100%起こらないとは限りません。そんな『もしも』の時の対処法をご紹介致します。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

〇主な症状がみられるものとして

・激しい頭痛や嘔吐

・呂律(ろれつ)がまわらなくなる

・歩けなくなるなどの運動失調

・動悸

・悪寒や冷や汗

・判断力の低下

などです。もし、このような症状が見てとれる場合は下記のように対応しましょう。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

まず、【身体を揺さぶらず耳元で声をかけたり、身体を叩いて意識があるのか】確認しましょう。                  ※身体を叩くときは肩を叩くようにします。

〇意識がある場合

着衣の緩めてあげお水やお茶を少しずつ飲ませる。

※着衣を緩めてあげますが、低体温症を防ぐために、上着や毛布などはかけてあげるようにしましょう。

・横に寝かせる場合は仰向けにはせず、横向きの体勢で寝かせましょう。

仰向けにしてしまうと吐物を喉に詰まらせ窒息してしまう危険があります。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

〇意識がない場合

・呼吸や脈をしていない場合や、昏睡状態で身体が冷たくなる、口から泡を吐いてる場合は非常に危険な状態になっていますので迅速に救急車を呼ぶこと

※救急車が到着する間は人工呼吸と心臓マッサージをし、応急処置をしましょう。

トップへ戻る